社内プロジェクト ヘルスケア
医療者から判断を奪わずに、AIで患者メッセージを振り分ける
週2,000件のメッセージの中で、緊急の連絡が予約の依頼に埋もれていました。AIが理由を示して振り分け、必ず人が確認します。
- 業種
- ヘルスケア
- 想定ミッション
- 5週間
- 予算の目安
- 24,500ユーロ〜(税抜)
- 提案チーム
- コレクティブのリード4名
- サービス
- AIプロダクト・スプリント · AI画面監査(EU AI法)

コレクティブのメンバーでヘルスケア分野を探るために行った社内プロジェクトです。クライアント案件ではありません。「Néolia Santé」はデモ用のブランドです。
背景
業界で耳にする声をもとに想定したニーズ:
私たちの受付窓口には、患者ポータル、メール、SMSを通じて週に約2,000件のメッセージが届きます。緊急の依頼が、予約の依頼や事務的な質問の中に埋もれてしまいます。経営陣はAIを導入したいと考えていますが、医師たちは自分たちの代わりに判断するツールを拒んでいます。
想定クライアント: 患者と医療者のやり取りの中心にあり、医療センターの受付窓口で毎日使われているプラットフォームです。
課題
- 1
医療者に代わって判断しない
AIは対応の順番を提案します。受付スタッフや医師が確認・修正し、すべての修正が記録されます。
- 2
医療データ
HDS認証のホスティング事業者上で運用し、学習とテストには匿名化したメッセージを使用。一般向けサービスにデータは一切送信しません。
- 3
EU AI法と透明性
患者は振り分け支援ツールの存在を知らされます。医療者は、メッセージが緊急と判定された理由と、その確信度を確認できます。
私たちが行うミッション
5週間の標準的なプロジェクト
実際のクライアントであれば、このようにミッションを進めます。以下の画面とデモは、社内プロジェクトの中で制作したものです。
- 1
リサーチ · 1週目
3つの受付窓口を観察し、12件のインタビュー(受付スタッフ、医師、患者5名)、匿名化した300件のメッセージを分析。目的:担当医とともに依頼のカテゴリーと緊急サインのリストを定めること。
- 2
設計 · 2週目
優先度順に並んだ受信トレイ、重要箇所をハイライトしたメッセージ要約、確信度の表示、そして「なぜこの振り分け?」ボタン。
- 3
開発とテスト · 第3週
HDS環境でホストした言語モデルと匿名化した300件のメッセージにつないだ動作版を、5名の受付スタッフと実環境でテスト。
- 4
EU AI法(AI Act)監査 · 第4〜5週
患者向けの表示、修正ログ、人による確認のレビュー。優先順位をつけた修正計画と最終デザイン。
参加するチーム
リード4名、それぞれに役割

Vincent Pedemonte
ミッションリード

Romain Peltier
リサーチ、プロダクトデザイン

Meril Banzouzi
バックエンド開発、AI

João Da Silva Marly
フロントエンドリード、デザインシステム
画面

優先度順に並んだ受信トレイ。 緊急のメッセージは、検出された理由と確信度とともに上位に表示されます。順番の最終判断は受付スタッフが行います。

要約と説明付きで開いたメッセージ。 3行の要約、ハイライトされた重要箇所、提案カテゴリー、ワンクリックでの修正。

患者側(モバイル)。 問い合わせフォームでは、AIによる振り分け支援を明示し、命に関わる緊急時は15番(救急)に電話するよう案内します。
インタラクティブデモ
あなたは医療センターの受付スタッフです
患者からセンターにメッセージが届きます。アシスタントが優先度を提案し、その理由を説明します。判断するのはあなたです。
試してみましょう
- 1メッセージをそのまま使うか、例を選んでください
- 2「振り分けを提案」をクリックし、理由を確認してください
- 3承認するか修正してください:修正は記録されます
メッセージの振り分けを試す
デモ用のデータです。
判断ログ
目標
- 緊急メッセージに対応するまでの時間 · 目標:2時間未満
- 受付スタッフが修正した振り分けの割合 · モデル改善のため毎週追跡
- 受付窓口の満足度 · 導入前後で測定(10点満点)
クライアントへの納品物
- リサーチのまとめと確定したカテゴリー
- 受信トレイ、メッセージ、患者画面のデザインモック
- HDS環境でホストした動作版
- EU AI法の監査レポートと修正計画
- 数値にもとづくGo/No Goの提言